一般的にストレッチは運動前と運動後に行うものであり、ケガの防止として行われるとされています。近年、様々な種類のストレッチの方法も出ていると同時に理論も多く存在している中で、何をしたら良いか迷ってしまうことも多いかと思います。今回は、ストレッチについて一緒に考えていきたいと思います。ストレッチは、動的と静的の2種類大きく分けて存在しています。多くの人が知っているものとして、学校の授業などで行われている静的ストレッチつまり止まって行われるストレッチを思い浮かべるかもしれません。このストレッチは、運動前よりは運動後に行うことで、身体を休めやすくする効果があるとされており、運動には適さないとされ、このストレッチをするくらいであれば、普通に運動をそのまま始めたほうが良いとも言われています。実際のところ、身体を動かしながらストレッチをするようなもの、サッカーでいうブラジル体操など、動かしながら伸ばしていくストレッチやウォーミングアップを取り入れるほうが、パフォーマンス力は上がるとされています。詳しいやり方はここでは示しませんが、実践的なストレッチとしてはPNFストレッチが代表的なものになります。また、このストレッチはリハビリなどでも用いられるものでもあるため、徐々に運動強度を上げていきながら可動域を広げていくというものです。一つ方法を示すと、曲がる限界まで伸ばし、その位置から少し緩めた場所で、MAXの力で身体を伸ばそう(元の姿勢に戻るように)とします。それをもう一人が押さえながら5秒程度維持して、力を抜いてリラックスから、曲がる限界まで曲げてから、少し緩めて力を入れるということを5~7回程度繰り返します。そうすると徐々に可動域が広くなり、実践的な準備が徐々に整うようなストレッチになります。初動負荷トレーニングというものを聞いたことがありますか?イチロー選手が現役時代に行っていたことでも知られていますが、筋力トレーニングなどで使用する機材で、ストレッチをしながら筋力トレーニングを行っていくようなものです。重りを使いながら、負荷をかけて身体を伸ばしていくというもの。PNFストレッチよりも負荷が高くなったものになります。筋力トレーニングの器具も使い方次第では、このようなトレーニングにもなります。普段と違うストレッチを取り入れて実践でのパフォーマンスを上げていきましょう。
お勉強タイム⑧【ストレッチ】
