筋力トレーニングもただトレーニングすれば良いかというと全く意味合いが異なります。同じ運動でもポイントを変えることで鍛えられる部位が大きく違うことも示されています。また、人間はいかに楽をして動くかつまり、エネルギーを消費しないまたは、使える筋肉は使って運動をしようとします。一点集中で負担をかけないという意味です。本来鍛えている部位が実際には違う筋肉を鍛えていることは良くあることです。ここで例を挙げておくと、腹筋を鍛えるためにどのようなトレーニングをしているかということ。腹筋ワンダーコアや腹筋器具を使う足を固定して腹筋運動をした場合、やり方にもよりますが、大腿四頭筋が鍛えられ、腹筋は残念ながらあまり鍛えることができないものとなってしまいます。良くあるのは、頑張って続けてきた結果、なんか足回りが立派になったなということもあります。腹筋も大きく8個の筋肉が存在し、それぞれに効く運動をすることが必要となります。簡単な方法としては、タオルを丸めたものやクッションを腰の下に置きます。少し厚みのあるものがおススメです。次に倒れた際にタオルで身体が止まるようにします。腰から徐々に肩甲骨付近までずらしていくと鍛えられる腹筋の部位が変わっていきます。腰に近いほど下側、肩甲骨に近いほど上側が鍛えられます。身体を起こすのに腹筋は使われますが、果たして身体のどこまでの動きで腹筋が活用できているか皆さんはご存じですか?それは簡単にわかります。身体をゆっくりと地面に近づけて行って持ちこたえられなくなる位置が、腹筋が使える位置になります。つまり、腹筋を使用して身体を起こすのに地面に身体がついた状態では腹筋は使えないということです。そこまでは何かしらの補助がないと腹筋を鍛えることができないので、反動や他の筋肉を使用せずにトレーニングを行うためにタオルなどを使用して、腹筋の使用できる位置で身体を固定する必要があるということです。身体を起こす際には、一番使用できる部位の腹筋を使うため、スタートの位置を変える必要がある。腹筋一つでもなぜこのようなトレーニングが必要か知ることで効率よくトレーニングを行うことができる。また、腕の筋肉(上腕二頭筋)などを鍛える際にダンベルを使用する場合があります。直立の姿勢でダンベルを使い、腕を曲げる動作を目にすることがありますが、実際には背筋を鍛えています。先ほども言いましたが人間は楽に身体を使いたいので、使える筋肉は使います。ものを持ち上げる際に一番使われるのが背筋です。では、腕を鍛えるためにはどのようにしたら良いかというとひじを床や壁に固定をして行うと効率よく鍛えることが可能です。また、壁に背中をつけてしまうというやり方もお勧めします。このように間違って筋トレをしてしまうと知らない間に他の部分が鍛えられているということになってしまうため、トレーニングをしながらどこが鍛えられているまたは使われているという感覚を感じながら行われると良いかと思います。