ここでは、少しだけテーピングの紹介をします。テーピングは一般の人からするとケガをしたときに使用するものと認識されていることが多いかと思います。実際にテーピングの種類にもよりますが、固定で使用されるホワイトテープ、動きを補助する役割のあるキネシオテープなど、用途によって使い分けられます。アメフトなどの現場でぐるぐる巻きにしてテーピングをしている姿など見たことがある人もいるかと思いますが、実際はテーピングをしないで練習や試合ができることが望ましい。しかし、不安だからという理由で巻いたりする場合は、徐々にテーピングも減らしながら改善していく必要がある。テーピングをするとパフォーマンスが下がる上、固定されている状況で行われるため、逆にケガのリスクが高くなることもある。誤った活用の仕方ではなく、パフォーマンス向上のためのテーピング技術や知識を身につける必要があるため、その活用の仕方を少しだけ紹介したい。ボクシングなどで、手にテーピングを巻いたりするが、相手にはそのテーピングの巻いた姿など見せたりはしない、ある意味企業秘密的な部分が含まれているためである。巻き方次第では、ケガの防止や力の入り方まで変化するものとなるからだ。ここでは誰もができるものとして、サッカーのゴールキーパーなど、たまにキーパーグローブの手首部分にテーピングを巻いている人がいるかと思う。手首にテーピングを巻くことはとても良い効果を発揮する。キーパーで言えば、握力の向上がみられるのである。しかし、この巻き方やり方を間違えると握力が低下します。
ホワイトテープによるテーピング...何も考えず巻いてもある程度は変化が見られます。
①手首にある尺骨頭という骨が出ている部分の少し下から一周巻きます。
②ねじりながら、半分より下側に軽く巻き付けます。
③その後、もう一周軽く巻きます。
以上の手順で行うと良いです。
ここからさらに、これはただ何も考えず巻くだけで効果があるやり方になります。これはネットでも言われていない部分ですが、巻く方向によって異なります。キネシオテープでも活用できますが、テーピングを外側から内側に巻くのと内側から外側に巻くとでは効果が真逆になります。これは、ただ単純に巻いただけでも変化するものになります。テープ圧に関しては、色々なタイプがあります。リラックスした状態、手を力強く広げるまたはグーにするなどによっても変わります。強く巻き付けることは血流の関係であまりお勧めしません。自分に合った方法で、最大の握力を発揮できるような巻き方を探してみるのはとても面白いと思います。ぜひ実験をしてみてください。