インターネット社会において、本当に正しい情報を得ることは難しいとされている。中には有能な情報もあれば、全くの誤情報の可能性もある。Googleなどの検索エンジンはその人に合った検索結果を導き出してくれることが多い。つまり、その人の都合の良い内容で同じような考えを持った人が作成したサイトがヒットしやすいのです。そう考えると正しい情報を集めることは難しいということです。まずは、経口摂取するものに関しての話をします。代表的なもので言えば、栄養ドリンクです。皆さんは栄養ドリンクをどのようなタイミングで飲みますか?栄養ドリンクは、あくまで補助的な役割をするものなので、食事と一緒に摂取するものと考えられて作られています。単体での摂取では、せっかく入っている栄養分を摂取できない可能性もあるのです。タウリンという物質は、脂分と摂取をしないと尿にすべて流されてしまう成分なのです。栄養ドリンクによっては、錠剤と一緒に摂取するよう作られたものもあり、体内で吸収しやすいように考えて作られています。また、グルコサミンという成分は関節などの動きを滑らかにしてくれるような働きあります。ただ、CMのようにグルコサミンを飲んで動きは良くなると思いますか?例えば膝が痛いとします。幹部に直接グルコサミンを注射する場合は、かなり有効とされています。ただ、経口摂取による場合はどうでしょうか?飲み物に入っているグルコサミンが体内で何%摂取されますか?また、摂取されたグルコサミンが痛い膝に回ってくるのはそこからさらに少ない数値になるはずです。しかし、こればかりは人それぞれで違いがあり、効果もばらばらとなる。これがよく聞く魔法の言葉「個人差があります」である。こればかりは仕方のないことで、生活環境も異なれば、体質も異なるため、その人に合う場合は、効果も抜群である。どんなに効果が現れやすいものでも効果がない人には全く通じない。ウコンについても話をします。お酒の席でよく言われていたものとしてウコンの力を借りて、次の日に影響を残さないようにする効果があるとされていた。当初から医学的な根拠がないのにその噂が先行してウコンが売り出されていたため、日本人に浸透する形でもあった。しかし、最近の研究結果ではウコンは肝機能に影響をもたらす要素があり、お酒との相性は最悪であるという結果が出たようだ。根拠のない噂が広まりあたかも本当であるかのように広まることはよくあること。ここで押さえておきたいポイントがある。それは、このウコンを摂取して本当に効果が出た人がいることも事実であること。これは何を意味するのかというと、どんなものでもある程度は人間のある行動で効果が出てしまうということ。それは、自己暗示にかかることである。自己暗示は本当に信じたものがその効果を発揮してしまうという不思議な現象で、人間は信じれば実現してしまう力が備わっているのです。ただし、本当に信じ切らないといけないため、少しでも疑いがある時点で効果はないとされています。ウコンを摂取してもそうであるが、牛乳を飲むと体内に膜ができて酔わないことや水を大量に飲むと薄まるからなど、どれも信じることが大切なのです。真実は同じかもしれないが、真実を知るまで信じて実行することはとても重要であり、その思った効果を発揮する不思議な力が存在する。これを飲むと○○という商品に対して、ホントかな?と思いながら摂取すると効果は薄れるが、信じて摂取することが本当に大切であること。自身の経験で少しでも効果があったと思うことを信じて続けられるように努力を心掛けましょう。知らぬが仏ということわざがあるように何でも真実を知ってしまうよりかは信じると効果があることを伝えておきたい。
お勉強タイム①【世の中の情報にだまされるな】
