皆さんはストレッチや筋トレで「使っているところや伸びているところを意識して行いましょう」と言われた経験はないでしょうか?これは何を意味しているかということですが、ボディビルダーが必ずしも重い重量を持ち上げることができるかということです。細くても力持ちの人もいる中で、なぜそのような違いが出るか考えたことはありますか?簡単に説明をすると骨格筋という骨についている筋肉を一般的には指しています。筋原線維が束になり、筋繊維となる。さらにこれを束ねて筋束そして筋肉となります。ここで大切になるのは自分の意識で動かすことのできる随意筋と自分の意志では動かすことが難しい不随意筋があること。ここでは随意筋にポイントを絞って説明をしていきます。自分で意識して動かせることが非常に大切なのです。これ、トレーニング次第で動かせる筋肉の量が変わります。筋原線維は意識してどのくらい動かせているかなんてわからないと思いますが、今ある筋肉だけでもさらなる強化ができる可能性があるということです。意識して10本中3本動く身体と10本中8本動く身体とでは違いは明らかですよね?意識してトレーニングをするというのはまずここからきています。しかし、ただ意識しても変化するのは微々たるものである可能性はあります。では、どのようにしてトレーニングをするか。使用している部位をイメージして意識して動くことは前提として話をします。筋力トレーニングの中では、コンセントリック(縮む)、エキセントリック(伸ばす)、アイソメトリック(中間)の三種類のポジションがあります。基本はコンセントリック(縮む)、エキセントリック(伸ばす)の運動の繰り返しで行われるトレーニングが一般的です。しかし、意識して筋肉を動かすために必要なトレーニングはアイソメトリック(中間)のトレーニングである。どうやって中間の姿勢でトレーニングを行うのかというと絶対に動かない物を押す、持ち上げること。つまりMAXの力で数秒間同じ姿勢を維持している状態を指します。このトレーニングを取り入れることで、意識して動く筋肉量が増えてくるとされています。ポイントは最大の力を使うということです。質の高い筋肉を身につけるのであれば、アイソメトリックのトレーニングも欠かさずに行うようにしましょう。最後の仕上げとして行うことをお勧めします。